“よもぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヨモギ
語句割合
92.6%
5.3%
四方木1.1%
1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
く沈んだ憂えを帯んだ額に八の字を寄せて、よもぎのように蓬々ほうほうとした半白の頭を両手でむしるようにもだえることもあるかと思えば
(新字新仮名) / 小川未明(著)
よもぎすすきを分けて、私の歩いて行く後方うしろから娘はゆったりゆったりと、馬を打たせて来るのです。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
「じゃあ、あの田鶴子さんの苗字の四方木よもぎというのはどうでしょうか。あれこそ変った苗字ですわね」
千早館の迷路 (新字新仮名) / 海野十三(著)
主人は大いに懼れて叫んだので、家の者がかけつけて主人を救けて戦った。そこで狐は遁げて往った。矢を抜いてみるとよもぎのとげであった。
胡氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)