“ゆたんぽ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
湯婆66.7%
湯婆子16.7%
湯嚢8.3%
湯湯婆8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雑器において信楽の仕事は甚だよく、その他土鍋、植木鉢、湯婆ゆたんぽなど、ここの品には使いたいものが多々あります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
「はい。」と小女が立って行くともなく派出婦のお千代が湯婆子ゆたんぽを持ってふすまを明け
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
病人の敷布しいつをかえる事や、器械をて消毒する事や、床ずれの出来ぬように患者のせなかをアルコールでこする事や、氷嚢やら湯嚢ゆたんぽやらをあてゝやったり、呑物のみものを作って与えましたり、何やかやと
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
その間に自ら瓦斯にかゝって湯湯婆ゆたんぽのお湯を沸す。嫁を貰うとばかり思い込んでいて、看病の支度はしてある筈がないから、実際慌てたのである。
女婿 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)