“やぎひげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山羊髯60.0%
山羊鬚20.0%
山羊髥13.3%
山羊髭6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白髪頭を五分刈ぶがりにして分厚い近眼鏡をかけて、顎の下に黄色い細長い山羊髯やぎひげをチョッピリと生やしている。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一見、田舎の村長さんみたいな、銀色の山羊鬚やぎひげの生えた朴訥な風貌だが、たかい鼻、ひろい額は、さすがに世界的な大学者の品位をそなえていた。
博士の目 (新字新仮名) / 山川方夫(著)
その夜の話し手遠藤盛近えんどうもりちかは、山羊髥やぎひげしなびた中老人で、羊羹ようかん色になった背広の、カフスから飛出とびだすシャツを気にしながら、老眼鏡の玉を五分間に一度位ずつの割りで拭き拭き
不幸なのは僕は芸術家ぢやないといふことだ。山羊髭やぎひげをたてに思ひあがつてはいけない。可愛いゝ山羊。眼鏡がらがら蛇のやうなお前よ。
希臘十字 (新字旧仮名) / 高祖保(著)