“もづめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
物集100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さきに物集もづめ北劍の手から出た書類で、かの小樽の漁業家松田に照會して駄目であつた土地の件を持ち出し
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
こんな話があつてから、氷峰は、きのふ、物集もづめ北劍が來て、義雄に會ひたいと云つてゐたことを語る。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
ゆふかたに近くなつた頃、氷峰の宅へ物集もづめ北劍と云ふ人が尋ねて來た。義雄もそれに紹介された。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
「田村君は物集もづめ君と仙臺で同時代であつたさうぢや。」氷峰は北劍の酌をしながら、天聲に語る。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
さなくば物集もづめさん(北劍のこと)かと答へた事實を語つた。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)