“めき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目利70.0%
眼利30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぞと一々目利めききするのだから容易でない。無念無想の一時間余りが過ぎて、各自一反ずつ家へ届けさせる段取りになると、時計の針は当然四時を指した。
好人物 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
大旦那の御機嫌にも叶うに相違ない、あれが適当だ——という目利めききだけは、すべての者が一致したようです。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
実は自分にもまだ確かに見きわめが付かねえので、ある眼利めききのところへ持って行って鑑定して貰うと、なるほどよく出来ているが真物ほんものじゃあない、これはたしかに贋物だと云われて、万助め
半七捕物帳:27 化け銀杏 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)