“むていかう”の漢字の書き方と例文
語句割合
無抵抗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度外へ出ようとした駒次郎は、ガラツ八の腕力に押へられて、蟲のやうに無抵抗むていかうに縛られたことは言ふまでもありません。
柳原の辻斬はその無抵抗むていかうな女子供まで狙ふといふ、驚くべき殘酷振りを發揮したのでした。
色の淺黒い顏の四角な顏、青髯が耳の下まで頬を染めて、腕つ節の強さうな、鬪志滿々たる男つ振りは、無抵抗むていかうに人に縛られて、咽笛を默つて刺されて居る人間とは見えません。