“みまご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見紛88.9%
見違11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紅白の美しい水鳥が、とまどいをして、ゴンドラの上にしばみずかきを休めているかと、見紛みまごばかりだ。
地獄風景 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
たちまちに見る前面、後方、ふた手に分れて来る雪か人馬かと見紛みまごうばかりな鉄甲陣。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いかさま見違みまごふべきもあらぬ黒衣なり。彼奴きゃつ松の幹に登らんとして登り得ぬは、思ふに今まで金眸が洞にありて、酒を飲みしにやあらん。引捕ひっとらへて吟味せば、洞の様子も知れなんに……」
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)