“みっけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
密契80.0%
密計20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元々もともと、将門をかたづけようという計は、お互いの密契みっけいでしょう。私ひとりに、かくまで、苦心させて、さきに書状もあげてあるのに、一兵も加勢を出し下さらぬとは」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
早くに密契みっけいはささげていたが、こうその実現が急とは、長年にも想像しえなかったわけである。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それゆえ、力で押さず、智でおとす。しかし、智にたよって勇をうしなってもならぬゆえ、わざと伊那丸さまにはお知らせいたさず、そちにだけ第二の密計みっけいをさずけるのじゃ。竹童ちくどう、耳を……」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)