“まつりか”の漢字の書き方と例文
語句割合
茉莉花100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だんだんその事情を取調べると、閩中には茉莉花まつりかを飲めば仮死するという伝説がある。茉莉花の根をって、酒にまぜ合わせて飲むのである。
老人は苦しそうに笑い笑い、茉莉花まつりかにおいのするハンカチイフを出した。これはただの笑いではない。人間の嘲弄ちょうろうする悪魔の笑いに似たものである。
不思議な島 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
のきには尾垂おだれと竹の雨樋が取付けてあり、広い庭に巴旦杏はたんきょうやジャボン、仏手柑ぶしゅかんなどの異木が植えられ、袖垣そでがきの傍には茉莉花まつりか薔薇花いけのはななどが見事な花を咲かせている。