“まっこうくじら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
抹香鯨80.0%
真甲鯨20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雲の切れ目から陽光ひかげが洩れると、潮の林が鮮かに浮きあがる。どうやら仔鯨を連れて北へ帰る、抹香鯨まっこうくじらの一群らしい。船は、快いリズムに乗って、静かに滑り続ける。
動かぬ鯨群 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
大きな抹香鯨まっこうくじらだった。しかも、鯨のやつ、白いおなかを上に向けて、悠々潮流に乗っている。
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
猫型、木魚型、鳥型、帽子型、真甲鯨まっこうくじら型とでも名付けたい位である。
東京人の堕落時代 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)