“まちかご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
町駕籠62.5%
町駕37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから本所まで、暑い時分で、尻を端折はしょって駆け出すわけにも行かず、町駕籠まちかごを飛ばして、行き着いたのは、かれこれ昼頃。
囚人めしうど小三郎を乗せた馬が、竹矢来の中へ入ろうという時でした。一梃の町駕籠まちかごが、役人の油断を見すまして、ツ、ツ、ツと、裸馬の前——ピタリと竹矢来の入口をふさいだのです。
「無理もない。平河天神まではだいぶある。町駕まちかごが来たら、あなただけお乗りなさい」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)