“まごころ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
真心46.9%
誠心21.9%
真情8.3%
赤心6.3%
眞心5.2%
誠意3.1%
忠心2.1%
志誠1.0%
信実心1.0%
実情1.0%
真実1.0%
美心1.0%
誠実1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お聞きの通り拙い琵琶ではござりまするけれども、これでもわたくしが真心まごころをこめて、六所明神様へ御奉納の寸志でござりまする。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
誠心まごころをもって、大学様のお取立を、哀願申しあげるのでござる。公儀も、さすれば臣子の心根を、或はおみとり下されようも知れぬ』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女性のもつ真情まごころと、細かな気くばりをもって、身のまわりの事や、心の慰めになろうと努めてはいるが、眉の針は、朝も消えていない。夜も消えていない。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さきにわがため命をすてし、阿駒おこま赤心まごころ通じけん、おぞくも爾釣り寄せられて、罠に落ちしもがれぬ天命。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
暫時しばしと止め種々さま/″\請勸ときすゝめしゆゑ澁々しぶ/\ふみ取上てふう押切おしきりよむしたがひ小夜衣は少しも知らぬ眞心まごころえ伯父長庵が惡事をなげき我身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
豊世とも話したことですがネ。私達の誠意まごころが届いたら、きっ阿父おとっさんは帰って来て下さるだろうよッて……
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
頼み入りしあだなるさちの一つだにも、忠心まごころありて
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
そも平生つね七二行徳ぎやうとくのかしこかりしは、仏につかふる事に志誠まごころを尽せしなれば、其の童児わらは七三やしなはざらましかば、七四あはれよき法師なるべきものを。
人にも志誠まごころありながら、一一七世にせばめられてくるしむ人は、一一八天蒼氏てんさうしたまものすくなくうまれ出でたるなれば、精神を労しても、一一九いのちのうちに富貴を得る事なし。
ところが、その人は、友達のように親しく一葉に同情し、友達よりも深い信実心まごころを示した。いかほど用心深い性質さがでも、若い女には若い血潮が盛られている。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
嬉しい中に危ぶまれるような気がして、虚情うそ実情まことか虚実のさかいに迷いながら吉里の顔を見ると、どう見ても以前の吉里に見えぬ。眼の中に実情まごころが見えるようで、どうしても虚情うそとは思われぬ。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
文開く衣の袖はぬれにけり 海より深き 君が美心まごころ
和歌二 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)
お二人の先生方のようなお立派な地位や名望のある方々にまでも妾の誠実まごころが信じて頂けないこの世に何の望みが御座いましょう。
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)