“まかない”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
96.9%
賄費3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右のほかに三使節の家来両三人ずつと、まかない小使こづかい六、七人、この小使の中には内証で諸藩から頼んで乗込んだ立派な士人もある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それはまかないを呼起して残飯を大鍋へ叩き込んで、それへ葱大根などを切交えて、それを啜り合うのである。酒は欲しいけれども多く得られなかった。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
だって自弁は御勝手で、つまり芸術座から賄費まかない用が出るのだから。手っとりばやく芸術座の儲けの幾分が、女優須磨子の利益の方へ加わるだけの事だから。
松井須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)