“まいふく”の漢字の書き方と例文
語句割合
埋伏100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かえってマルセーユに潜匿せんとくしてより、爾来じらい二十年間は、殆んど暗澹たる小室に蟄居ちっきょし、みずから一の孤囚こしゅうと為り、以て社会の地層の下に埋伏まいふくし、この中よりして千辛万苦、その気脈を四方に通じ
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
あとは四、五人、しのびしのびに三方に埋伏まいふくする。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
郝思文かくしぶんもまた、べつな所で、山兵の埋伏まいふくに出会って捕われ、例の、醜郡馬しゅうぐんば宣賛せんさんも、翌朝、湖畔に追いつめられて、いけどられた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)