“ぼくようじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
牧羊場	50.0%
濮陽城	50.0%

牧羊場

いまでは、いちばん東の岸にそって古い牧羊場（ぼくようじょう）がありますが、それは長さが四分の一マイルもあって、エーランド島一の大きな牧場（まきば）です。

ニールスのふしぎな旅 (新字新仮名) ／ セルマ・ラーゲルレーヴ(著)

ことに、牧羊場（ぼくようじょう）の下の沼（ぬま）の多い東の岸には、たくさんの渡り鳥が舞（ま）いおりて、草をたべたり、休んだりします。

ニールスのふしぎな旅 (新字新仮名) ／ セルマ・ラーゲルレーヴ(著)

ガンたちとニールス・ホルゲルッソンが、やっとの思いでエーランド島にたどりついたときも、ほかの鳥とおなじように、みんなは牧羊場（ぼくようじょう）の下の海べにおりました。

ニールスのふしぎな旅 (新字新仮名) ／ セルマ・ラーゲルレーヴ(著)

濮陽城

失意の漂泊（さすらい）をつづけていた一介の浪人は、またたちまち濮陽城（ぼくようじょう）の主（あるじ）だった。先に曹操を思うさま痛めつけて、城兵の士気はいやが上にも昂（たか）まっていた。

三国志：03 群星の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

今、濮陽城（ぼくようじょう）は留守の兵しかいません。呂布は黎陽（れいよう）へ行っているからです。即刻、閣下の軍をお進め下さい。わたくしどもは機を計って内応し、城中から攪乱（かくらん）します。

三国志：03 群星の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)