“ぼうふら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
孑孑81.8%
孑孒9.1%
孑々4.5%
孑子4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石油は強い殺虫剤です。下水やどぶへ流しておくと孑孑ぼうふらが死にますから蚊が発生しません。稲の害虫をムラという悪い石油で殺す事もあります。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
日本人が真に日本の土の中から生れ、日本の言語が全く独立に発生したと考えるのは、孑孒ぼうふらが水から発生すると考えるよりも一層非科学的である。
短歌の詩形 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「そうだ、船中の蓄え水には孑々ぼうふらがわいていた。これで腹の中の孑々も死ぬだろう。……だがまだ」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ときどきこの大窓の雪渓に、孑子ぼうふらよりもまだ小さな黒点が、認められることがある。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)