“ほしい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
27.0%
18.9%
干飯16.2%
乾飯13.5%
13.5%
5.4%
2.7%
2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして自由自在に運動をほしいままにしている舌と、舌の両脇に流れてくる白き唾とを暫くは無心に見詰めていたが
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
れば惡は惡にほろぶる事誠に是非もなき次第しだいなりまた主人あるじ五兵衞は其人を知らずたゞ己のよくほしいまゝになせしゆゑ遂には家の滅亡めつばうを招くといふこれまた淺猿あさましき事にこそ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
彼は、母の菊女の菩提寺ぼだいじへ逃げた。今戸の称福寺である。暗い蜘蛛くもの巣の中に、息をころして、七日あまり、干飯ほしいをかんで、潜伏していた。
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かくて山城のカリハヰにおいでになつて、乾飯ほしいをおあがりになる時に、顏にいれずみをした老人が來てその乾飯を奪い取りました。
(腰をさぐりてほしいを入れたる麻の袋をとり出す。)さあ、これをやる程に、蟹は早う放してやったがよい。
平家蟹 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
迷亭の記述が棒大のざれ言にもせよ、彼が瘋癲院ふうてんいん中に盛名をほしいままにして天道の主宰をもってみずから任ずるは恐らく事実であろう。こう云う自分もことによると少々ござっているかも知れない。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
遠くまなこを微茫の底に放つて、幾點の紅燈に夢の如く柔かなる空想をほしいまゝに醉はしめたるは、制服のぼたんを眞鍮と知りつゝも、黄金こがねと強ひたる時代である。
京に着ける夕 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
我等は毎歳春三月のころ渡島し、七月上旬皈帆の節獵舟獵具等を小屋に納め置、翌年渡島の節まで毫も差違なかりしに、去年元祿五年より小屋をあばほしいままに器械を奪ひ
他計甚麽(竹島)雑誌 (旧字旧仮名) / 松浦武四郎(著)