“ほうそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
崩殂33.3%
硼素16.7%
宝祚8.3%
彭祖8.3%
疱瘡8.3%
痘瘡8.3%
豊齧8.3%
鳳姐8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先帝、創業いまだ半ばならずして、中道に崩殂ほうそせり。今天下三分し益州は疲弊ひへいす。これ誠に危急存亡のときなり。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ボロン? ボロン? 硼素ほうそのことですか」
火星兵団 (新字新仮名) / 海野十三(著)
側近の者皆宝祚ほうそ長久の嘉瑞かずいなりと奉答したが、只万里小路藤房は、政道正しからざるに依り、房星の精、化して竜馬となり人心を動揺せしめるのだと云って、時弊を痛論した。
四条畷の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「そなたを生んだ難産の折もお救いであったし、そなたの疱瘡ほうその軽うすんだのもお蔭であったぞや。どうぞ、そなたも生涯の守護仏としてべ」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
角杙活杙の解釈は、聊か困難なるも仮に史伝の説に従うときは、「代」の義は「クミ」或は「クム」なり。豊雲野神の亦の名を、豊組或は豊齧ほうそと称す。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
たとえば今の梅龍鎮にしても、つらつら戯考をあんずると、当世に起った出来事じゃない。明の武宗が微行の途次、梅龍鎮の旗亭の娘、鳳姐ほうそを見染めると云う筋である。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)