“ぶつみょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
仏名100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その墓石——高サ約二尺くらいの小さな墓——に、仏名ぶつみょうが彫ってある、たしか四字でした。上の字は忘れましたが、「□本居士ほんこじ」と彫ってあります。
□本居士 (新字新仮名) / 本田親二(著)
その他沢山な供養物くようぶつを供え仏名ぶつみょうとなえて礼拝を致し、もはや十二時過ぐると思う頃から法華経を唱え始めたです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
爺いさんは据わって、口の中に仏名ぶつみょうを唱えている。主人は somnambuuleソンナンビュウル のような歩き付きをして、跡から附いて来たのが、己の背後うしろにぼんやり立っている。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)