“ふみはじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
文初33.3%
書初33.3%
蹈始33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お使いじゃ。嫁御から聟どのへ、お式日の文初ふみはじめのお使いじゃ」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「嫁御様からの、文初ふみはじめでござります。お武家のことゆえ、古いお式も、堅く遊ばすものとみえます。聟君からも、何ぞ一筆、書いてお返しなさるのが、お作法でござりますゆえ、一筆、おしたためなされませ」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
七歳の時に書初ふみはじめの式が行なわれて学問をお始めになったが、皇子の類のない聡明そうめいさに帝はお驚きになることが多かった。
源氏物語:01 桐壺 (新字新仮名) / 紫式部(著)
人生行路の蹈始ふみはじめ若盛りの時分にはいろいろ面白いこともあッたので,その中で初めて慕わしいと思う人の出来たのは、そうさ、ちょうど十四の春であッたが
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)