“ふひょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歩兵25.0%
浮標25.0%
浮氷25.0%
浮評25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幕府の歩兵には、豹だの、茶袋だのという綽名あだなが付いていました。将棋の駒の歩兵ふひょうで、つまりは歩兵ほへいの意味です。
とにかく追跡しているうちに、その怪人は、海中に出ている大きな浮標ふひょうのようなものに泳ぎつき、そのうえによじのぼったんです。
人造人間エフ氏 (新字新仮名) / 海野十三(著)
しかしそのさわぎが治まって、塾生たちがそれぞれ割りあてられた室に落ちついてしまうと、ちょうど、音をたててぶっつかりあっていた浮氷ふひょうが急に一つの氷原にかたまったような沈黙が支配した。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
だが、そんな人気的な浮評ふひょうこそ、宋江がもっともきらったところであり、任に就くと、彼は即日、大寨たいさい中のおもなる人物、すべてを聚議庁ほんまるに呼びあつめて
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)