“ひらゆ”の漢字の書き方と例文
語句割合
平湯100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この近所では、飛騨の平湯ひらゆの温泉、蒲田峠がまだとうげの蒲田の温泉というの、それから上高地の温泉も、これを山の裾越しに北へ行くと、あんまり遠くないところにあります。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
止むなく其處から寒月に照らされながら更に二里の山路を歩いて平湯ひらゆ温泉といふに辿たどり着いた。
途中一つ信州松本への廻り道があっただけ、安房峠あぼうとうげを越えてしまえば、平湯ひらゆまでは二里に足らぬ道。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)