“ひょうきんもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
剽軽者90.5%
剽輕者4.8%
瓢軽者4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いよう、黒外套くろがいとうの哲学者先生。お久しぶりですな。」剽軽者ひょうきんものの一羽の雀は心安立こころやすだてと御機嫌とりとからこんな風に呼びかけました。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
若い妻は夫の健康を祝して盃をほし、若い剽輕者ひょうきんものたちは三本足の銚子をとおして、つのかくしがうまくついているかどうかを見てしまった。人々はふたたび土間のほうへ押しよせて行った。
お恥かしい話ではあるが開業匇々そうそうの好景気に少々浮かされ気味の私は、いつの間にか学生時代とソックリの瓢軽者ひょうきんものに立ち帰っていた。
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)