“ひえさんのう”の漢字の書き方と例文
語句割合
日吉山王100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まして、天照大神、正八幡、ましてや、ご信仰厚い日吉山王ひえさんのう七社が、法皇をお見捨てになるような事がござりましょうか。
壱岐いきの旧五月の三日をコザツケというのは、日吉山王ひえさんのうでもいう小五月こさつきであろうと思う。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
日吉山王ひえさんのう二十一社の“彼岸所ひがんしょ”とよぶ空院に、それぞれ一夜をやっとしのがれたが、玉座のおかれた一院でさえ、氷の床、氷柱つらら御簾みす、吹き騒ぐ枯葉こようのほかはさんずる人もなかったらしい。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)