“ばんしょとりしらべしょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
蕃書取調所100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下曽根金三郎しもそねきんざぶろう江川太郎左衛門えがわたろうざえもんには西洋の砲術を訓練させる。箕作阮甫みつくりげんぽ杉田玄端すぎたげんたんには蕃書取調所ばんしょとりしらべしょの教育を任せる。そういうたぐいのことはほとんど数えきれない。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
蕃書取調所ばんしょとりしらべしょあたりの払い下げの洋書類の中にそんなのがあったとしても、不幸にして田山白雲にはそれを読む力がありません——せめてあの駒井甚三郎氏でも近いところにいたならば
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)