“ばくだい”の漢字の書き方と例文
語句割合
莫大100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
振動魔しんどうまの貴方が、計算せられた紙ぎれや、また柿丘氏には不合格になったと思わせた生命保険に、貴方が莫大ばくだいな保険金を契約して
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
パリー郭外と呼ばるる莫大ばくだいな燃料の堆積の上にあちらこちら飛び移る火の粉、それらのものは軍隊の指揮官らに不安の念を与えた。
ほんの一瞬の差が一時間のあとには莫大ばくだいもない懸隔をつくるのである。今の安倍には、慰めや同情も罵詈ばり嘲笑ちょうしょうとおなじであった。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)