“はつな”の漢字の書き方と例文
語句割合
初生100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初生はつなりの柿を青竹で作った小さな籠にいれ、子供に背負わせると息災にそだつという俗習がある、みよは青柿をながめながらそれを空想した。
日本婦道記:箭竹 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「僕は長男だから、初生はつなりだ。末生りよりも運勢が好いから、君のようにヒョロ/\していない」
勝ち運負け運 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
初生はつなりと末生うらなりの差異が現れて来たのか、菊太郎君は僕よりも発育が好かった。頭の大きいくらいのものは体躯からだも釣合を保つ為めに自ら比例を求めるのらしい。丈が高い上に骨太ほねぶとだった。
勝ち運負け運 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)