“なんとも”の漢字の書き方と例文
語句割合
何共100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんなに何うも何共なんともハヤ千万有難う、親子の者が助かります、あれは誠に孝行致して呉れ、親思いでワク/\致して呉れますが、才覚はたらきの無い親を持って不便ふびんとは思いながら
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
其上此頃の上国の論は先生に御じきニうかゞい候得バ、はたして小弟の愚論と同一かとも奉存候得ども、何共なんとも筆には尽かね申候。彼是の所を以、心中御察可遣候。猶後日の時を期し候。
主人もこれには何共なんとも困るだろう、何とかして遣りたいが、差当って今何とすることもならぬ、是非が無い、自分が今帯びている石帯を貸してやるより道は無いと
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)