“なまず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
94.0%
生摺4.8%
鮧魚1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の学校の地区に、伴氏の友人で藤田という、両手の指が各々三本ずつという畸形児でなまずばかり書いている風変りな日本画家がいる。
風と光と二十の私と (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
人の惡いのを看板の御家人、小旗本、生摺なまずれの用人、小者が、朝夕質を置きに來て、強請ゆすりがましい事を言ふのを相手にしてゐたら、大概の我慢や辛抱は摺り切れてしまひますよ
黒夜濁水を悦ぶ鮧魚なまずの如きも有る道理で、氣の特處偏處を稟けたものは普通のものとは異なつたさまをも現はすが、要するに旦より午に至るの氣は張り、暮に至つては弛む。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)