“どうらん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
胴乱71.4%
佩嚢9.5%
胴亂9.5%
胴籃4.8%
動亂4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おしゃれも仲々なかなかむずかしく、やけくそになって、ズボンの寝押しも怠り、靴も磨かず、胴乱どうらんをだらんとさげて、わざと猫背になって歩きました。
おしゃれ童子 (新字新仮名) / 太宰治(著)
背に重き佩嚢どうらんになひ
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
卯平うへい藁屑わらくづと一つに投出なげだしてある胴亂どうらんから五りん銅貨どうくわしてやるのがれいであるが、與吉よきち自分じぶんぜにさうとして胴亂どうらんおほきな金具かなぐ容易よういかないのでおこつてしてたり
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
形が煙草入れの胴籃どうらん見たようで、この名があったのだが、大層うまかったので、池野と二人で度々食いに行ったものである。
その時分には胴籃どうらんがなかったので、採った植物は紙の間に挟んだりして持ってきた。泊った家の庭に「あべまき」が、薪にして積んであるのを珍しく思い土産に持ち帰った。
自分じぶん好運かううん衰勢すゐせいにだらしなく感情かんじやう動亂どうらんさせるなどははなはだしばしばぼくのおかることだが、そして、ぼくいへどへてそれが全然無ぜんぜんないとははないが
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)