“としいえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
利家100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
加賀の大納言だいなごん利家としいえから二百石ぐらいの仕送りをうけているのだと人はうらやんでよく噂にいう。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前田又左衛門利家としいえこそ、北陸では無二の同心の者だし、北陸の一の木戸でもあるゆえ、せっかく充分に意志の疎通を計られて、唇歯しんしのお交わりあるようにとも云い添えている。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おわかりか。前田又四郎でござる。利家としいえでござる。——官兵衛どの、おわかりか」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)