“とうりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トウリョウ
語句割合
棟梁88.7%
頭梁5.7%
頭領2.8%
統領1.9%
東陵0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「徳島へ出かけたついでに、刀を受け取ってきたのはたしかだが、それを途中で棟梁とうりょうの手へ渡したきり、後のことは何にも知らねえ」
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そもそも彼が今日の威力を得たことも、必ずしも蛮勇と僥倖ぎょうこうとのみは言えない——ドコかに一片の至誠の人を打つものがあり、多少ともに人を御する頭梁とうりょううつわがあればのことだ。
「ところが、イヤな奴が一匹いる。王倫おうりんという頭領とうりょうだ。小心者で邪推ぶかくて、ちとばかりな学識などをひけらかす野郎でな。どうも、そいつが気に食わんのだ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鄆州うんしゅうの捕手がしら雷横らいおうさんてえお方が、旅の途中とかで、統領とうりょうや宋江さまに会いてえといっておりやすが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
の名で、寺中へは多額な寄進もされ、つづいて東陵とうりょう和尚の主導しゅどうのもとに、盛大な追善が長々といとなまれる。そして終ると、一同はまた庭上に出て、土の色も宝篋印塔ほうきょういんとうの石もまだ新しい
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)