“つるさが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吊下50.0%
蔓下50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六畳の室には電燈が吊下つるさがっていて、下の火鉢に火がさかんに起きている。鉄瓶には湯が煮えっていた。小さな机兼食卓の上には、鞄の中から、出された外国の小説と旅行案内と新聞が載っている。
渋温泉の秋 (新字新仮名) / 小川未明(著)
というので、私も好奇心につられて、すぐに行ってみると、それは花園橋わきの材木置場のすぐそばにある、一寸ちょっと太いかしわの木なので、蔓下つるさがってるのは五十ばかりの老人であった。
死神 (新字新仮名) / 岡崎雪声(著)