“ちりあくた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
塵芥90.6%
塵埃9.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「……何でもない! そんな小さい私事はみな塵芥ちりあくただ。世を建直す大きな波へ浮び沈む塵芥ちりあくたよ。……目をくれている要もない」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お佐代さんにはたしかに尋常でない望みがあって、その望みの前には一切の物が塵芥ちりあくたのごとく卑しくなっていたのであろう。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
大坊主頭の五十六、七、金を塵埃ちりあくたの如く見るやうに馴らされた男です。