“ちみもうりょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
魑魅魍魎100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は党を脱退するにつき、気勢を挙げねばいかんと思い、紺屋こうやに頼んで旗を作り、魑魅魍魎ちみもうりょうが火に焼かれて逃げて行く絵を書いてもらった。
未明の辻に行迷っている魑魅魍魎ちみもうりょうは、夜明けの光とともに消えなければならぬ。この国を蔽っている闇は、もうすぐ大きな朝を迎えるんだ。
夜明けの辻 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
魑魅魍魎ちみもうりょう猛獣毒蛇、剽盗ひょうとうの巣食っている富士の裾野を、どうしてこんなちっぽけな子が、無事に旅して来られたのだろう?
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)