“ちとせざ”の漢字の書き方と例文
語句割合
千歳座100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浜町はまちょう千歳座ちとせざで九蔵の藤十郎、菊五郎の富蔵という役割でしたが、その評判が大層いいので、わたくしも見物に行って、今更のように昔を思い出したことがありました。
半七捕物帳:47 金の蝋燭 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
団十郎のことは前に書いたが、わたしが五代目菊五郎という人を舞台以外で初めて見たのは、明治十八年の一月、久松座が改築して千歳座ちとせざと改称した舞台開きの時であった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
○久松座の再築落成して、千歳座ちとせざと改称し、一月四日より七日まで開場式を行う。一番目に左団次の「碁盤忠信」、二番目に菊五郎の「筆売幸兵衛」、いずれも初演にて好評。
明治演劇年表 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)