“だんかんれいぼく”の漢字の書き方と例文
語句割合
断簡零墨100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それは、いささか割引がかんじんじゃ、大諸侯の物とて、一から十まで盲信するわけにはゆかん。いったい、羲之の真蹟はすべて唐の太宗たいそうが棺の中まで持ちこんで行ってしまったはずで、支那にも、もはや断簡零墨だんかんれいぼくもござらぬそうな」
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)