“だるま”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ダルマ
語句割合
達磨92.6%
達摩7.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それがですね、塩田大尉」と、小浜こはまという姓の兵曹長が、達磨だるまのように頬ひげをったあとの青々しいたくましい顔をあげていいました。
怪塔王 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ここにこし達磨だるまのことも言い添えておくべきでしょうか。木型きがたを用い、紙で作ります。この県の唯一の窯場かまば深谷ふかやであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
かくて三年みとせばかり浮世を驀直まっすぐに渡りゆかれければ、勤むるに追付く悪魔は無き道理、殊さら幼少よりそなわっての稟賦うまれつき、雪をまろめて達摩だるまつくり大根をりてうそどりの形を写しゝにさえ、しばしば人を驚かせしに
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
達摩だるま蒐集家しゅうしゅうかとして奇名隠れなかった理学士西芳菲山人の名が見える。