“だいぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ダイブ
語句割合
大分93.5%
大部2.9%
大夫1.2%
太夫1.2%
大方0.6%
大武0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ナニ板の古いのがありましたからチヨイと足を打附うちつけて置いたので。「成程なるほど早桶はやをけ大分だいぶいのがあつたね。金「ナニこれ沢庵樽たくあんだるで。 ...
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
此時このとき市街地しがいち大部だいぶ沈下ちんかしてうみとなつたといふこともしるしてあるから、前記現象ぜんきげんしようおこつた場所ばしよあたらしい地盤ぢばんたりしに相違そういなかるべく、埋立地うめたてちであつたかもれない。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
この城廓の大膳だいぜん大夫だいぶであり、大炊頭おおいのかみを以て自ら任じているらしいのです。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
もうその時は、はじめの縁に、遠州で仲人になった旗本——藤木さき朝散ちょうさん太夫だいぶの子か孫かが婿で、その若い二人組だった。お客がくると、湯川氏の奥方がお辞儀じぎをしているうちに
これにはクックしや桑港支社長さうかうししやちやうストークスくんやら、朝日新聞社あさひしんぶんしや桑港特派員さうかうとくはゐん清瀬規矩雄君きよせきくをくんなどが便乗びんじようしてたので、陸上りくじやう模様もやう明日あす見物けんぶつ次第しだいなどをかたつて、大方だいぶにぎやかになつてた。
検疫と荷物検査 (新字旧仮名) / 杉村楚人冠(著)
前にいった通り、この日は陰鬱な天気の日で、大武だいぶの岬も、洲崎も、鏡ヶ浦も、対岸の三浦半島も、雲にされて雨を産みそうな空模様でした。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)