“たいちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
隊長41.7%
泰澄33.3%
台聴8.3%
大庁8.3%
諦聴8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これも小栗上野介おぐりこうずけのすけ等の尽力じんりょくに出でたるものにて、例の財政ざいせい困難こんなんの場合とて費用の支出ししゅつについては当局者の苦心くしん尋常じんじょうならざりしにもかかわらず、陸軍の隊長たいちょう等は仏国教師の言を
加賀では白山はくさんふもと大道谷だいどうだにの峠の頂上に、また二本杉と呼ばるる大木があって、これは有名なる泰澄たいちょう大師が、昼飯に用いた箸を地にさしたといっております。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
今度仰せ出されたところによると大膳父子に悔悟の様子もなくその上に容易ならぬ企てが台聴たいちょうに達したとあるが
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
こう言って門番に取次をうと、すぐ大庁たいちょうへ通された。そして、ちょっと待っていると、ひげの白いせた老宰相が出て来た。
悪僧 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
そして静かに諦聴たいちょうすると分明ぶんみょうにその一ツのザアッという音にいろいろのそれらの音が確実に存していることを認めて、アアそうだったかナ、なんぞと思ううち
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)