“ぞうひょうばら”の漢字の書き方と例文
語句割合
雑兵輩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「や。……今のは兄の愛馬の声ではないか」と、馳けつけてきて、月明りにすかしてみると、今しも兄の曹操はわずかな雑兵輩ぞうひょうばらの自由になって、高手小手にいましめられようとしている様子である。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかも雑兵輩ぞうひょうばらは、こんな潰滅状態のなかにありながらも
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
推参すいさん雑兵輩ぞうひょうばら、ここを無人の砦と思うてまぎれ入ったか」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)