“そんけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
尊敬91.2%
孫綮2.9%
尊兄2.9%
巽鶏2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは勿論もちろん、これは我々われわれだけのはなしだが、かれあま尊敬そんけいをすべき人格じんかくおとこではいが、じゅつけてはまたなかなかあなどられんとおもう。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
かの唐人とうじん孫綮そんけいが『北里志ほくりし』また崔令欽さいれいきんが『教坊記きょうぼうき』の如きいづれか才人一時の戯著ぎちょならざらんや。然るに千年の後、今なほ風流詩文をよろこぶもの必ずこれを一読せざるはなし。
葡萄棚 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
当家の家老官兵衛を、そちらへ使者としてさし向けたが、この者は由来強硬なる織田方の執心者しゅうしんしゃ故、この者あるうちはとかく毛利家とも尊兄そんけいとの盟約めいやく遂行すいこういたし難い。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
漢の焦延寿の『易林』にそん鶏と為すとあれば、そんけいは巽鶏そんけいだ、けいの字音にって蛙をケイと読み損じて、たつみの方の三足の蛙と誤伝したのである。