“そろそろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
徐々96.2%
1.9%
漸々1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近頃は勝手口の横を庭へ通り抜けて、築山つきやまの陰から向うを見渡して障子が立て切って物静かであるなと見極めがつくと、徐々そろそろ上り込む。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一 奥のみ山の大鹿はことすはじめておどりできそろそろ
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その内に漸々そろそろ又おきまりの気障きざな話を始めやがつて、這箇こつちが柳に受けて聞いてゐて遣りや、可いかと思つて増長して、あきれた真似まねを為やがるから、性の付く程諤々つけつけさう言つて遣つたら
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)