“そのうえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
其上84.6%
加上7.7%
加之7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……どれ、(樹の蔭にひとむら生茂おいしげりたるすすきの中より、組立くみたてに交叉こうさしたる三脚の竹を取出とりいだしてゑ、次に、其上そのうえまるき板を置き、卓子テエブルの如くす。)
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
彼女は喜んで日々弁当持参べんとうじさんで高樹町から有楽町ゆうらくちょうのミシン教場きょうじょうへ通ったが、教場があまり騒々そうぞうしくて頭がのぼせるし、加上そのうえミシンだいの数が少ないので、生徒間に競争がはげしく
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
加之そのうえ拙者本来八岐大蛇の転生うまれがわりで、とかく四、五升呑まぬと好い考えが付かぬが、妻がかれこれ言うから珍しく禁酒中で、どうせ満足な竜の起原論は成るまいが、材料はおおくある故