“そうだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ソウダ
語句割合
左右田26.7%
総立26.7%
曹達20.0%
操舵20.0%
惣太6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
付人つきびと側の十一人、鳥居与右衛門、須藤与一、左右田そうだ孫八たちは、みるまに、奮戦して、ばたばたと討死した。
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とばかり、一どに総立そうだちになるやいなや、民部みんぶの上へ、どッとなだれを打ってきたつるぎ怒濤どとう
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
妾をだましていたんじゃないの。もうすこし先までお話するとわかるわ……ええ今話すわよ。話すからもう一杯飲んで頂戴……曹達そうだを割って上げるからね……。
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一等運転士は、操舵そうだ当番へ、大ごえで進航命令を下した。それと同時に、平靖号へも、全速力で、ノーマ号の先登せんとうに立って、ドンナイ河の河口をさかのぼるようにと、信号旗を出した。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
翌二十四年の一月には鳥越とりこえの中村座に出勤して、一番目の「八陣はちじん」で主計之助かずえのすけ、中幕の「合邦がっぽう」で俊徳丸、二番目の「しのぶ惣太そうだ」で松若をつとめていたが、舞台の活気はすこしも衰えなかった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)