“せいぞろい”の漢字の書き方と例文
語句割合
勢揃100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのくずれが豊国へ入って、大廻りに舞台がかわると上野の見晴みはらし勢揃せいぞろいというのだ、それから二にん三人ずつ別れ別れに大門へ討入うちいりで、格子さきで胄首かぶとと見ると名乗なのりを上げた。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「これへどうか御署名の上御捺印ごなついんを願いたいので」と帳面を主人のひざの前へ開いたまま置く。見ると現今知名な文学博士、文学士連中の名が行儀よく勢揃せいぞろいをしている。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
すでに勢揃せいぞろいをして朝飯を食っている。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)