“すゞき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
77.8%
涼木11.1%
鈴木11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふね下流かりうちると、暮雲ぼうんきしめて水天一色すゐてんいつしよく江波かうは渺茫べうばうとほあしなびけば、戀々れん/\としてさぎたゝずみ、ちかなみうごけば、アヽすゞきか? をどつた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
其枝の延し所を涼木すゞきといひ(船木より四里)木末こずゑの倒し所を木の末といふ。(船木より六里。)此近地より出る石炭は古樟の木片なるべし。木の末今は清末きよすゑとあやまるといふ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
せん鈴木すゞき(お婿さん)に逢つた時はまだ書生だと思つて居たが、今度来て見ると……どうしてナカ/\立派なものだよ……」姉妹きやうだいの耳には聞きのがせないやうな話があとから後から出て来る。
出発 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)