“すみやしき”の漢字の書き方と例文
語句割合
墨屋敷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——やッ。火事は駿河台の甲賀組らしいぞ。あの墨屋敷すみやしきの下の森から、真っ黒な煙が吹き出しているンだ!」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
病気は、江戸にいた頃から、少しずつよくなっていたので、墨屋敷すみやしき以来のことは、かすかに想像がついた。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
墨屋敷すみやしきを焼いたのはお綱の為業しわざでござるぞ。また、お千絵をああして奪ったのは万吉でござるぞ、よいか! そしてそれを傀儡かいらいしたやつは法月弦之丞ではないか。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)