“すけたろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
助太郎50.0%
祐太郎50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
比良野氏は武士気質かたぎの家であった。文蔵の父、威能の祖父であった助太郎すけたろう貞彦さだひこは文事と武備とをあわせ有した豪傑の士である。外浜がいひんまた嶺雪れいせつと号し、安永五年に江戸藩邸の教授に挙げられた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
祐太郎すけたろうと云う奥平家の元老は、すこぶる事のく分る、わば卓識の君子で、時勢の緩急を視察して、コリャ福澤を疏外そがいするは不利であると云うことに着眼して居る折柄
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)