“じんぷん”の漢字の書き方と例文
語句割合
人糞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人糞じんぷんの臭気があるというドリアンの木もある。巡査は手を鼻へやってかぐまねをしてそして手をふって「ノー・グード」と言い、今度は食うまねをして「ツー・イート・グード」と言う。
旅日記から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
溝は大小便の溜池 その溝にはラサ婦人のすべてと旅行人のすべてが大小便を垂れ流すという始末で、その縁には人糞じんぷんが行列をして居る。その臭い事といったら堪らんです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
にくのことには、私の場合、犬馬の労もなにも、興ざめの言葉で恐縮であるが、人糞じんぷんの労、汗水流して、やっと書き上げた二百なにがしの頁であった。それも、決して独力で、とは言わない。
創作余談 (新字新仮名) / 太宰治(著)